SEIKO キネティック SRN047P (保有)
目次
特徴として、オートクォーツ(自動巻き発電)になります。
本体が遊動する度に自動で発電蓄電を行うので、面倒な電池交換は不要になります。
また、発電で得た動力の残量を針で教えてくれる機能もあります。
・巻きあがったゼンマイで動かす機械式腕時計
・水晶振動子を用いたクォーツ腕時計
・ゼンマイのほどける力でローターを回して発電し、その電力でクォーツを振動させ動かすスプリングドライブ
と色々な駆動方式がある中で、SEIKOキネティックはどちらかというとスプリングドライブよりなのかなと思います。
デザインは腕時計のサイズがかなり大きいで、凄く目立ちいかにも腕時計をしているぞ!て感じになります笑
また下に配置されている曜日がレトログラード機構になります。
レトログラードとはフランス語で「逆行」を意味します。
時計の針は通常「円運動」を基本としますが、レトログラードは「扇形に運針」するよう設定されており、常識から逆行した特殊な動きを見せてくれます。
デザインは全体的にバランスが取れていて値段の割に高級感があり非常に満足のいく腕時計ではあるのですが、1つ良くない点を言うと、時間を示す針の色と文字盤の色が似ていて、時計に当たる光によっては非常に針が見えにくいという点です。お勧めとしては違う色バージョンもあるのでそちらのほうが良いと思います。(青色を使ってみた感想です)
色違いバージョン
価格は多少違いますが、色々なデザインが発表されています。お洒落なデザインが多いので、良かったらネットで検索してみて下さい。個人的には左下にあるデザインが一番かっこいいと思いました。
裏側写真
裏側はスケルトンになっているので、中の機構がどのようになっているのか見る事ができます。独特な構造になっているので、スケルトンじゃなくても良かったかなて個人的には思いました。厚みは丁度良いのですが、重さが160gあるので結構重いです。細かい作業をする方にはあまり向かないと思いますが、私の場合ズシとくる腕時計が好きなのであまり苦になりませんでした。重い時計をして仕事に行くと今日も一日頑張るぞて感じになります笑
ビジネスイメージ写真
オーソドックスな色合い、デザインの為、ビジネス、プライベートどちらにも合う腕時計だと思います。
SEIKOキネティックとは
海外では非常に人気があり、理由としてキネティック機構が海外に受けた事ですが、国内ではソーラー需要が高いので国内の知名度はあまり高くないです。
特徴としては時計が動かされる度に自動的に発電及び蓄電を行い、クォーツ時計を駆動させるSEIKO独自の機構です。
1988年に「世界初自動巻き発電クォーツウォッチ:オートクォーツ」という謳い文句とともに市場に送り出されました。
ムーブメントは腕を動かしてローターを回すのですが、ローターには歯車が取り付けられています。歯車には増速装置として用いられていて、結果ローターの回転は約100倍に増幅され高速回転が可能となります。
すると電磁誘導が発生・コイルには磁界の変化によって電流が流れ、この流れた電流がコンデンサに蓄積され、クォーツ回路に供給されます。
これがキネティックが電気を発生・充電させる仕組みになります。
放電される側の回路は「クォーツ」になるので、自動巻きムーブメントよりも高精度となります。従来のクォーツのように一次電池を必要とせず、電池切れによる交換もいらないのに(蓄電池の劣化による交換は必要)クォーツならではの正確性を実現したのがキネティックの機構になります。
SEIKOキネティック動画
無音バージョン
半年使ってみた感想は仕事、プライベートでとても使い勝手が良いです。仕事上良くパソコンを打つことあるので重い腕時計だと少し苦になる部分もありますが、とても満足しています。
ムーブメントの機構も独特であまりないタイプなのも良いですね。ただキネティックは特殊な機構の為、民間修理業者で電池交換及びオーバーホールを行うのが難しく、メンテナンスはセイコーサービスセンターのみとなります。また充電交換だけを受け付けてもらえない為、必ずオーバーホールを行わなければならず、その分価格に高くなってしまうのが難点です。(オーバーホール周期約8年~10年)
とメリット、デメリットがはっきりしている腕時計になるので、購入するか決めやすいと思います。
次回はこちら
ゴールドバージョンのSEIKOアストロンになります。
見た目非常にかっこいいです!!特にプライベートに合いそうな腕時計になっています。たぶん3日以内にはアップ出来ると思うのですが、仕事が終わらない!!忙しくないのに、内部業務が増えて終わらない!!そんな状態ですorz
ではノシノシ